概要

50周年に当たり理事長挨拶

　私共、京都神祇工芸協同組合は1974年9月4日、法人組合として成立いたしました。

相互扶助の精神に基づき、神祇調度品の技術の研鑽、組合員の経済的地位の向上、教育事業共同展示事業、福利厚生事業などを図って参りました。

1996年3月「京都府伝統工芸品産地組合」の指定を受け、後継者育成事業などにつながり2015年1月「京装束」「京神具」（京都神祇調度装束協同組合・京都神祇工芸協同組合）合同で地域団体商標に登録され、京都の神祇調度品の品格が一段と上がりました。

　いつの時代でも高齢化、後継者の問題は絶えることはありませんが、国からの勲章・褒章受賞者、選定保存技術保持者、京都府伝統産業優秀技術者、京都市伝統産業技術功労者などの受賞者が組合員の過半数を占め、名誉ある匠の集団になりつつあります。

　日本の国に神々のおわすかぎり、代々受け継いできた変わることのない京都ならではの格式と品位をそなえた、より良い品物をご提供できるよう匠の技を次の世代に引き継げるよう益々努力する所存でございます。

　当組合が50周年を迎えられたのは、京都府、京都市、京都府中小企業団体中央会、関係諸団体のご指導ご支援はもちろんのこと、初代故安川常一理事長、二代故山本真治理事長、三代故森本安彦理事長、四代前堀内益雄理事長並びに歴代役員、組合員の皆様のご理解ご協力の賜物と心より感謝申し上げます 。また、今回の記念事業に関し実行委員会の努力に対し感謝すると共に心から敬意を表します。

結びにあたりまして組合員皆様方の益々のご繁栄、ご健勝をお祈りしてご挨拶といたします。

京都神祇工芸協同組合
理事長　柿元　實